BRB工法・ST-BRB工法 α=250
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【工法概要
 BRB (Both Way Rotation Screw Pre-Boring)工法は、プレボーリング工法に分類されるプレボーリング拡大根固め工法で、埋込みくい工法の一種です。BRB拡大ビットを用いて施工するものであり、BRB拡大ビット先端から掘削液(主に水)を注入しながら掘削を行い、所定深度に達したらオーガ駆動機装置を逆回転に切り替え、BRB拡大ビットにて拡大掘削を行う。支持層の拡大掘削完了後、掘削液を根固め液に切り替え拡大根固め部を築造する。その後正回転に切り替え、周辺固定液を注入しながらオーガを引き上げる。オーガ引き上げ完了後掘削孔にくいを建て込み、自沈または回転によりくいを沈設して拡大根固め部に定着させ施工を完了する。注入した周辺固定液の硬化によってくいと周囲地盤、根固め液の硬化によってくいと拡大根固め部を一体化させ、くいの支持力を発現させる工法です。
 ST-BRB工法は、BRB工法に先端拡径部を有するSTくい(拡径くい)使用した工法です。
 BRB工法及びST-BRB工法は、旧建築基準法第38条に基づく大臣認定を取得しており、建築分野で広く採用されております。
 また、土木分野においては、BRB工法は社団法人 日本道路協会「道路橋示方書・同解説 W下部構造編」(平成14年3月)、「杭基礎施工便覧」(平成18年度改訂版)に記述されるプレボーリング杭工法の例に示される工法です。
 
【評定番号】
旧建築基準法第38条に基づく大臣認定
BRB工法 「建設省形住指発第9号」 (平成9年8月7日))
ST-BRB工法(5060以下) 「建設省形住指発第2号」 (平成6年1月10日)
ST-BRB工法(6070以上) 「建設省形住指発第12号」 (平成5年10月29日)
( BRB工法及びST-BRB工法は建設大臣認定工法でしたが、建築基準法の改正により、平成14年1月11日付で国土交通省住宅局建築指導課長からの事務連絡により「今後は既認定の内容を基に平成13年国土交通省告示第1113号第六に従い、くいの許容支持力を算定してください。」ということになりました。 したがって、BRB工法の支持力算定式は、既認定の範囲を第1113号の表現方法に読み替えて使用して戴いております。)
【認定条件】
BRB工法
○ 使 用 く い ;既製コンクリートくい(例:PHC、PRC、SC等)
くい径:300,350,400,450,500,600,700,800,900,1000
○ くい長、施工深さ ;110D以下かつ施工深さは60m以下
○ 支  持 地  盤 ;砂質土層及び礫質土層
ST-BRB工法
○ 使 用 く い 上・中くいはBRB工法と同様、下くいは拡径くいを使用
拡径くい:3035,3540,4045,4050,4550,4555,5060,6070,7080,8090,80100,90100
(例 3035は、軸部300o、拡径部350o)
○ くい長、施工深さ 5060以下 軸径の110D以下かつ施工深さは50m以下
6070以上 軸径の110D以下かつ施工深さは砂質土層が支持層
の場合60m以下、礫質土層が支持層の場合80m以下
○ 支  持  地 盤 砂質土層及び礫質土層
 
【土木分野の適用条件】
土木分野におけるBRB工法の適用条件は、社団法人 日本道路協会「道路橋示方書・同解説 W下部構造編」(平成14年3月)、「杭基礎施工便覧」(平成18年度改訂版)によれば以下のとおりです。
(1)支持地盤は、砂層及び砂礫層とする。
(2)外径が300mmから1,000mmの既製コンクリート杭とする。
 
【工法特長
○環境に優しい
 くいを打撃しないプレボーリング工法であり、騒音・振動の心配がありません。排土抑制特殊スクリュー(トローウェルスクリュー)との組み合わせで、掘削と排土の処理を同時に行いオーガスクリューの回転によって泥土を掘削孔に塗り込み排土量を減少させます。
○スピーディー
 掘削、排土処理、拡大掘削、根固め液および周辺固定液の注入、オーガ引き上げまで連続工程で作業ができ、スピーディーな施工ができます。
 無溶接継手(ペアリングジョイント)を使用することにより更に効率をアップできます。
○経済的
 特殊拡大ビットによって拡大掘削を行い、拡大根固め部を築造し大きな支持力を発現します。また施工くい径は300〜1000に対応、更にSTくい使用も可能でありバリエーションが豊富で経済的な設計ができます。
 
【施工順序
1. オーガを建て込み鉛直度の確認をする。
2. 掘削液を注入しながら掘削する。
3. 所定深度に達した後、オーガを逆回転させ根固め部の拡大掘削をする。
4. 根固め液を注入して拡大根固め部を築造する。
5. 拡大部築造注入完了後、オーガを正回転に戻し、周固定液を注入しながらオーガを引き上げる。
6. くいを掘削孔に建て込む。継くいの場合溶接継手あるいは無溶接継手でくい同士を接続する。
7. くいを自沈または、回転させながら拡大根固め部に定着させ完了する。
 
【使用機材及び設備
型式・仕様
く い 打 機  クローラ型三点支持式くい打機
 懸垂式くい打機
 ホイールクレーン式くい打機
オーガ駆動装置  容量30kw以上(油圧オーガの場合は15.7kN・m以上)
掘削装置  スパイラルオーガ
 BRBビット
グランドポンプ  ミキサ容量500g×2槽程度
 ポンプ吐出圧力1MPa以上,吐出容量280g/min以上
給 水 設 備  水道水(16o程度以上)
 水中ポンプ(2インチ程度以上)
発  電  機  125kVA以上
 
【支持力算定式
建築分野
 
土木分野
   
 
製品、施工に関しての詳細は、最寄の各支店へお気軽にお問い合わせください。
 
 
 
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