PRODUCTS製品情報

法面保護製品

法面保護工は、盛土や切土法面の崩壊、侵食、風化などを防止するために、植栽やコンクリート、石材などを用いた構造物で法面を保護し、法面の安定を図るため行うものです。自然災害が多発する昨今において、プレキャスト製品による災害防止対策や災害復旧対応という需要の高まりに応えています。

ラインナップ

RCクロアブロック

斜面安定工法の主要工法であるグラウンドアンカーに併用する受圧構造物は、これまで現場打法枠工や、吹付のり枠工が用いられてきました。現場打ち施工の構造物は、現場状況に対応できるなどの利点がある反面、経済性や施工性に課題を残してきました。RCクロアブロック工法は、プレキャスト製受圧板をグラウンドアンカーの受圧構造とすることで、従来の構造物の問題点を解決し、より高い機能と品質の提供を可能としました。主に山間部の実績が多く、十文字型のクロスタイプと正方形のスクエアタイプがあります。

パンウォール工法

斜面安定工法のひとつで、主に市街地における地山の補強工法として多用されています。ライフライン施設の耐震化や既設擁壁の補強、大規模自然災害対策や災害個所の復旧、河川の災害特性に応じた備え(地震・津波・浸水)など幅広く用いられています。特長として法面を上から下へ仕上げる逆巻き施工を基本とした安全性の高い工法であること、プレキャスト板の擬石模様により、景観に配慮した多彩な意匠パターンに対応しています。

フレームプレート

これまで親しまれてきた佐々木式ブロックのイメージをそのままに、現代の施工技術にあわせてブロックを大型化しました。大型化により機械施工が可能となり、現場での作業を省力化できます。リングシャックルの採用により、連結作業が容易で、施工の工期を大幅に短縮することでトータルコストが低減します。

プレシール

プレシールは雨水や湧水による法尻の浸食を防止し、排水路に集水するプレキャストコンクリートブロックです。従来の侵食の恐れのある切土法面の法尻は、場所打ちコンクリートで保護していましたが、「施工の省力化」、「工期の短縮」、「トータルコストの低減」というお客様のニーズにお応えしプレキャスト化を実現しました。これにより、現場での型枠製作や養生等の工程を大幅に省くことができます。

グラスカル

長年、全国各地の主に幹線道路を管理する自治体にとって、法尻や法肩部分に群生する雑草対策は頭を悩ませている問題です。グラスカルは法尻用法面草押え版(防草版)として除草作業の軽減に貢献してきました。設置するだけで簡単に雑草の生育を抑止することができるため、法面のメンテナンスが必要なくなり維持管理費が軽減されます。